【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)キリスト教一致推進評議会議長のクルト・コッホ枢機卿は、ドイツのカトリック通信『KNA』とのインタビューで、ルーテル派との共同宣言を近く発表する、と語った。東方正教会やルーテル教会との対話などについて言及した際に明らかにした。
2017年に『宗教改革500周年』を迎えるに当たり、ルーテル世界連盟と進めている共同宣言は、現在翻訳が進められている段階だと答えたもの。
タイトルは「争いから交わりへ」の予定と言う。争いの歴史というバックグラウンドに対して、最近50年間は、一致が確認できたこと、合意に達したこと、なお残された障害があることなど、より大きな交わりに向けてエキュメニカル(教会一致を目指す)な対話が進んだ、と同枢機卿は指摘している。