【CJC=東京】教皇ベネディクト16世は「第47回世界広報の日」のテーマ「ソーシャル・ネットワーク=真理と信仰の扉、福音宣教の新たな空間」(仮訳)に関するメッセージを1月24日発表した。
カトリック教会がジャーナリストの保護者としている聖フランシスコ・サレジオの記念日に発表されたメッセージで教皇は、ソーシャル・ネットワークの中に福音をもたらす必要を強調した。
ソーシャル・ネットワークは、バランスと尊重、プライバシーへの注意をもってその価値を生かす時、対話を促進し、人々の絆を強めることができると教皇は指摘。その空間は福音宣教と人間的発展の道具に、また祈りや観想、御言葉をわかちあう方法になりうると説き、教皇はソーシャル・メディアにおける信者らの関心と取り組みを呼びかけた。
バチカン放送(日本語電子版)によると、カトリック教会の「世界広報の日」は、福音宣教の中でも特に新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、映画など広報機関を用いて行う宣教について、教会全体で考えることを目的としている。典礼暦の聖霊降臨に先立つ日曜日(2013年は5月12日)を記念日とする国が多いが、日本では復活節第6主日(5月5日)に記念している。