ティッサ・ベラスリヤ神父が長年にわたる闘病の後、1月17日、スリランカのコロンボで死去した。88歳。宣教会オブレート会士。
1990年に刊行した著作『マリアと人間解放』でカトリック教会と対立。94年、スリランカ司教団が警告を発し、バチカン(ローマ教皇庁)教理省から、同書で主張されている論議の撤回を求められたが拒否。信仰に関する声明への署名にも拒否したため97年1月に破門された。その後、署名を受け入れたため、98年1月に破門は撤回された。
論議となった問題には「原罪」「無原罪の懐胎」「救済におけるイエスの掛け替えのない役割」が含まれている。
葬儀ミサは18日、ファティマ教会で行われた。