【CJC=東京】米紙ニューヨーク・タイムズが1月15日、エジプトのムハンマド・モルシ大統領が就任前の2010年にユダヤ人を侮辱し、エジプト人が憎悪を維持するよう呼びかける発言をしていた、と報じた。モルシ氏の発言を記録したビデオが2本見つかったという。
1本は、イスラエルのガザ封鎖に抗議する集会で、ムスリム同胞団幹部だったモルシ氏が「我々は子や孫を、ユダヤ人、シオニストに対する憎悪で育むことを絶対に忘れてはいけない」などと述べている。別の1本は、テレビのインタビューでシオニストを「パレスチナ人を攻撃する吸血動物。戦争をしかける猿と豚の子孫」と呼んでいる。