【CJC=東京】教皇ベネディクト16世は、12月12日行われた一般接見の席で、初めてツィッターを通じてメッセージを発信した。
教皇の最初のツイートは、イタリア語、英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、ポーランド語、アラブ語の8言語。フォロワーは、この日すぐに100万人に達し、翌13日朝には170万人となった。
バチカン放送(日本語電子版)によると、一般接見中、教皇は関係者の説明を受けながら「親愛なる友人の皆さん、喜びのうちに、ツィッターを通し皆さんと一致します。心から皆さんを祝福します」と最初の言葉をツイートした。
この機会に、教皇に向けた信者からの質問が公募されていた。教皇は「信仰年をより良く過ごすために日常生活をどのように過ごすべきか」という質問に、ツィッターを通して、「祈りの中でイエスと対話し、福音の中でイエスがあなたに話しかけることに耳を傾け、必要に迫られている人々の中におられるイエスと出会うこと」と回答した。
さらに、「希望のない世の中で、どのようにイエス・キリストにおける信仰を生きることができるか」との質問には、「神を信じる者は決して独りぼっちではないという確信を持つこと。神は人生を築く上での確かな岩であり、神の愛は常に誠実」と答え、「仕事や、家庭、世の中の問題で頭が占められている時、祈りにより適した状態にあるためにはどうしたらよいか」に対しては、「自分が行なうすべてのことを主に捧げ、日常生活のあらゆる場面で主の助けを仰ぎ、神がいつもあなたのそばにいることを思い出してほしい」と回答した。