16日午前10時13分ごろ、新潟県上中越沖を震源としたマグニチュード6.8(推定)の地震が発生し、新潟県中越と長野県北部を中心に震度6強の地震を観測した。共同通信の午後5時現在の集計によると、新潟県で5人が死亡のほか、負傷者は600人を越えている。震源の深さは約17キロメートル。気象庁が新潟県上中下越と佐渡に津波注意報を出したが、午前11時20分に解除。現在、余震への注意を呼びかけている。
今回の地震で、日本基督教団・柏崎伝道所(臼田宣弘牧師)が被害を受けた。教会内部では家具類が散乱し、信徒達が片付けに追われている。横揺れの地震のため、高さのある2階部分の揺れが大きく、被害が激しかった。16日午後6時現在、水道が止められている。教会の建物への被害は少なく、倒壊の危険は無いという。
臼田師は、「現地に行って何か出来るかではなくて、自分が現地へ行って何をするのか明確にしてから来て欲しい」と具体的な援助を呼びかけた。
日本基督教団関東教区新潟地区では今後、対策本部を設置し、ボランティアのネットワークを形成していく予定だ。