【CJC=東京】教皇ベネディクト16世は、2013年7月にブラジルのリオデジャネイロで開催される「世界青年の日・国際大会」(ワールドユースデー、WYD)に向けてメッセージを発表した。バチカン通信(VIS)が11月16日報じた。
リオデジャネイロ大会は、「行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい」(マタイによる福音書28・19)をテーマに、7月23日から28日まで行われる。
メッセージで教皇は、2011年8月に開かれたWYDマドリード大会を思い起こしつつ、次のリオデジャネイロでの出会いに向け精神的準備を進めるよう、若者たちを促した。
「行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい」という、キリストが教会全体に遺した偉大な宣教への招きは、2000年後の現在も響いていると教皇は記し、今、若者たちがこの使命をそれぞれの胸に響かせるように、と要望している。
教皇は、リオ大会への準備が、現在開催中の『信仰年』や、この特別年の開幕と並行して行われた「新しい福音宣教」をテーマにした第13回通常シノドス(世界代表司教会議)と結びついていることを指摘した。
来年のWYDを準備する若者たちへの指針として、教皇は、「宣教の使命に応える」「キリストの弟子となる」「自分自身から出て、宣教に向かう」「すべての人々のもとへ」「キリストの弟子をつくる」「信仰に固く留まる」「全教会と共に」「主よ、ここにおります」と、八つのテーマを展開している。