小型武器や軽火器の増加が懸念されるアフリカにおいて、このような傾向に歯止めをかけるために世界教会協議会(WCC)は22日から25日まで、エチオピア首都アジスアベバで小型武器削減の協議会を開催する。
同協議会では、アフリカにおける小型武器拡散に対して取るべき戦略の優先事項を決定する予定である。
WCC国際関係委員会(CCIA)およびエキュメニカルパートナー、専門領域のミニストリーによって開催される同協議会では、市民社会、異宗教団体と協力して地域諸教会とともに小型武器削減に向けた方法を模索していく予定であるという。
さらに小型武器削減に関する具体的行動、戦略におけるアドボカシー運動を発展させ、小型武器の蔓延によって人命が次々と失われていくことの深刻さを伝えて行く予定であるという。
協議会では小型武器・軽火器の拡散は、アフリカにおける平和と治安の問題であり、人権を濫用する問題でもあることを訴える予定であるという。
さらにこれら武器の拡散によって法が侵され、社会情勢の不安定化を促進し、アフリカ地域経済、社会開発にも悪影響を与え、特に女性や子供に大きな被害を与えることも訴えて行く予定であるという。