【ロンドン=CJC】エリザベス英女王は、第105代カンタベリー大主教にダラム教区のジャズティン・ウエルビー主教(56)選任を承認した。10年間在任したローワン・ウイリアムズ大主教が12月末に引退するのに伴い、後任となる。着座式は2013年3月21日、カンタベリー大聖堂で行われる。
ウエルビー主教は「これまでの流れから出て来たことに、わたし以上に驚いた人がいるとは思わない。わたし自身が知っていること以上のことを経験し、読んだ。『カンタベリー』に指名されたことにも圧倒され驚いている。・・・・・・ダラムを離れることが最も辛いことの一つだ。そこで素晴らしい先輩や注目すべき聖職者や信徒と共に働いた。ダラムは英国の素晴らしい一部だ。・・・・・・多くの点で、英国のキリスト教発祥の地とされて来た。ダラムは機会の場所であり、過去よりも偉大な未来がある」と述べた。
ローワン・ウイリアムズ大主教は「『カンタベリー』へのジャスティン・ウエルビー師の任命を喜ばしく思う。様々な場合に密接に共に働く特権を持って来ており、この経験で常に豊かにされ、力づけられた。・・・・・・彼に全ての祝福を願い、英国国教会と聖公会共同体が、この任命に際して私と喜びを共にし、祈りと愛とをもって彼を支持するよう希望する」という声明を発表した。