【CJC=東京】教皇ベネディクト16世は10月24日、新枢機卿6人を発表した。
バチカンで行われた水曜恒例の一般接見の席で、教皇は11月24日に枢機卿会議を開催、この中で6人の新枢機卿の叙任式を行うことを明らかにした。
今回、任命された6人の高位聖職者は、1人がバチカン(ローマ教皇庁)の役職にある以外、5人が世界各地の教会で奉仕しているのが特徴。大陸別では、アジアから3人、アメリカから2人、アフリカから1人。全員が80歳未満で、教皇選挙の投票権がある。
11月24日の叙任式によって、全枢機卿数は211人、そのうち教皇選挙の投票権を持つ80歳未満の枢機卿は120人、投票権を持たない80歳以上の枢機卿は91人となる。
バチカン放送(日本語電子版)によると、新枢機卿の詳細は次の通り。
○ジェームス・マイケル・ハーヴェイ(米国、1949年生まれ)大司教、教皇公邸管理部長。枢機卿指名と共に、サン・パウロ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂首席司祭に任命。
○べカラ・ブトロス・ライ(レバノン、1940年生まれ)マロン典礼アンティオキア総大司教。
○バセリオス・クレミス・トトゥンカル(インド、1959年生まれ)シロ・マランカル典礼トリヴァンドルム首位大司教。
○ジョン・オロルンフェミ・オナイエカン(ナイジェリア、1944年生まれ)アブジャ大司教。
○ルーベン・サラサール・ゴメツ(コロンビア、1942年生まれ)ボゴタ大司教。
○ルイス・アントニオ・タグレ(フィリピン、1957年生まれ)マニラ大司教。