【CJC=東京】ロシア正教会モスクワ総主教座の救世主ハリストス大聖堂でウラジミール・プーチン大統領を批判するパフォーマンスを行い、懲役2年の実刑判決を受けたロシアの女性バンド「プッシー・ライオット」(子猫の暴動)メンバーが、判決は不当だとしてフランス・ストラスブールの欧州人権裁判所に提訴した。ロシア経済紙コメルサントが10月19日報じた。
提訴したエカテリーナ・サムツェビッチさんの弁護士は同紙に対し、判決はたとえ執行猶予付きでも、同裁判所の設置根拠となっている欧州人権条約が保障する表現の自由を侵害しているなどと述べた。ロシアは同条約を批准している。