【CJC=東京】ロシア正教会モスクワ総主教座の救世主ハリストス大聖堂でプーチン大統領を批判するパフォーマンスを行い、懲役2年の実刑判決を受けたロシアの女性バンド「プッシー・ライオット」(子猫の暴動)のメンバー3人の上訴審判決が10月10日あり、その中のエカテリーナ・サムツェビッチさんについて裁判所は「警備員に取り押さえられたために祭壇でパフォーマンスができなかった」として、執行猶予2年を認め、サムツェビッチさんは釈放された。残り2人は実刑のまま。
サムツェビッチさんの釈放について、裁判所は「刑務所でなくても矯正が可能」と判決変更の理由を説明した。
残る2人について、弁護団は仏ストラスブールの欧州人権裁判所への提訴を検討している。