【CJC=東京】今年度のノーベル平和賞が欧州連合会議に決定した。カトリック教会欧州連合司教協議会会長のラインハルト・マルクス枢機卿は、受賞を「欧州がより良い世界のために貢献出来る明確な徴」として歓迎した。
平和賞の決定は、「欧州統合計画が達成されたことで、大陸の平和展開に大きく貢献したことを想起させる。またこの達成にキリスト者の政治的貢献が大きかった。危機に際して欧州連合の重要性が認識された」と言う。
世界教会協議会(WCC)のオラフ・フィクセ=トゥベイト総幹事は、ノルウェーのノーベル賞委員会の決定に、WCCが欧州連合とその指導者に祝意を示す、とメッセージを発表した。「数百万人を殺し、地域全体を破壊した二つの世界大戦の後に、戦禍で荒れ果てた大陸に平和と安定をもたらすため欧州連合はその核心であり続けた」としている。