【CJC=東京】中国政府は、カトリック教会上海教区の司祭80人と修道女80人に、「再教育」に参加、教会と国家の関係について「正しい道を考え、実践」するよう強制している。カトリック通信UCANが報じた。
上海教区では新たに叙階されたタデウス・馬達欽(マ・ダキン)司教(45)が7月7日に政府の監督下にある中国天主教(カトリック)愛国会を辞任したが、その直後から拘束状態にある。
「再教育」は司祭と修道女を3グループに分け、上海社会主義研究所で、この9月に3日間、毎日12時間にわたって行われた。
「再教育」の主題には共産党の宗教観、政策、管理が含まれている。狙いは受講者の国家と、カトリック教会のローマから自立した運営原則への忠誠を強めることにある。