万能の天才として知られるレオナルド・ダ・ヴィンチが自らの聖画に込めた想いとはいかなるものだったのか―『最後の晩餐』や『受胎告知』、『洗礼者ヨハネ』などの名画を残したダ・ヴィンチの聖画にまつわるストーリーを展開するイベント舞台作品「ダ・ヴィンチ・インスピレーション」が9月9〜11日、イタリア政府直轄のイタリア文化会館東京(東京都千代田区)で行われる。
主催は、クリスチャン実業家の齋藤佳雄氏が経営する株式会社タイムズイン21(東京都渋谷区)が行う、俳優育成のプロジェクト「バルジライプロジェクト」。イタリア文化会館が協力。放送・配信番組などの企画制作や映像資源のデジタルデータ化事業を行うインテ株式会社、インターナショナルVIPクラブ原宿エンターテイメントが協賛している。
作品は、聖書からインスピレーションを得て作品を描くダ・ヴィンチ、彼の聖画に込めた想いを描く。イタリア文化会館の関係者や、今年日本初公開された『受胎告知』に携わる東京国立博物館関係者らの協力があり、2月に企画が具体化。現在、9月の開催に向けて準備を進めている。
会場では、『受胎告知』、ヴェロッキオとの共作『キリストの洗礼』、未完に終わった『東方三博士の礼拝』の3点の原寸大模写が展示される。この模写3点は、世界的に評価の高い日立製作所のDIS(Digital Image System)と呼ばれる技術で作れたもの。『受胎告知』を収蔵するウフィツィ美術館は、DISによる同画の模写を100枚までに限定しており、模写であるにもかかわらず1枚700万円程度で扱われるという。DISのデジタル画像処理技術は他の追従を許さない世界No.1レベル。作り出される作品は本物以上とも言われている。
バルジライプロジェクトは、ユダヤの王ダビデを死の危機から救った人物、ギレアド人バルジライ(サムエル第一19章)に由来。敗戦の中にあってもダビデを助け、その後ダビデが大いに恩義を覚えたのがバルジライであった。同プロジェクトは、この話にあやかり、俳優をダビデのように輝かせようと、俳優育成を目的に始まった。現在は週2回(日、水)の稽古を中心に活動を行っている。ダ・ヴィンチ・インスピレーションの詳細は下記のとおり。
■ イベント舞台作品「ダ・ヴィンチ・インスピレーション」 ■
【日 時】 2007年9月9日(日)、10日(月)、11日(火)
第1回 13:00開場 14:00開演
第2回 17:30開場 18:30開演
【会 場】 イタリア文化会館東京 アニェッリ・ホール
〒102‐0074 東京都千代田区九段南2‐1‐30
ホームページ:http: //www.iictokyo.esteri.it/IIC_Tokyo
東京メトロ東西線、半蔵門線、都営新宿線「九段下」駅下車徒歩10分 (駐車場なし)
【入場券】 当日:5000円 前売:4500円 (全席自由席)
【問合せ】 バルジライプロジェクト
〒150‐0001 東京都渋谷区神宮前1‐1‐1 原宿タウンホーム 501
電話:03・3746・2284 メール:[email protected]
【主 催】 都市綜研インベストバンク株式会社、バルジライプロジェクト
【協 力】 イタリア文化会館
【協 賛】 インテ株式会社、インターナショナルVIPクラブ原宿エンターテイメント