【CJC=東京】パキスタンで9月21日、反イスラム的な内容の米映画と仏週刊誌の風刺画掲載に対する抗議デモが各地に広がり、17人が死亡、数百人が負傷した。AFP通信が報じた。
イスラム教の礼拝日にあたる金曜日の同日、パキスタン政府はイスラム教の預言者ムハンマドをたたえる国民の祝日と宣言していた。
同国最大の都市カラチでは12人が死亡。北西部のペシャワールでも5人が死亡した。またこの2都市と首都イスラマバードでの負傷者は計229人。パキスタンでは前週、一連の抗議行動で19人が死亡している。
中東やアジア諸国のイスラム教徒は金曜礼拝の後、反イスラム的な内容の米映画「イノセンス・オブ・ムスリム」と仏紙『シャルリー・エブド』によるムハンマドの風刺画掲載に対して前週から続いている抗議行動に繰り出し、大規模なデモに膨れ上がった。