【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)は、教皇べネディクト16世の活動を世界に伝えるため、インターネットなどで新たなハイテク技術を利用しようとしている。その相手に米アップル社と組んだ、とカトリック通信『CNA』が報じた。
「国際的な段階で大きな一歩を示すものだ。なぜならインターネットは時間空間を超えるからだ。教皇のメッセージはこれからは世界のどこにでも届く」とバチカン出版部門「リブレリア・エディトリチェ・バチカーナ」部長のジュセッペ・コスタ神父は言う。
アップル社は、教皇の毎週恒例の接見も広く伝えることを企画しており、これまでの印刷物に加えEブックスやiTunesの採用も計画している。将来には教皇著作全般を電子化する構想もある。