アメリカを目覚めさせる同盟(AAA)活動の一環として行われる行事「アメリカよ、叫べ」では9月11日に国家祈祷会を計画している。
同イベント開催地である米サウスカロライナ州オレンジバーグにある生けるぶどうの木賛美センターの牧師ローレンス・クック氏は「テロリストによる攻撃が生じた時、皆が一つになっていました。しかし今再び皆が散り散りになろうとしています。共に集まり、常に互いのために祈る必要があります。9.11は私達にとって悲劇的な出来事で、記憶に留めておく必要があります。9.11については未だに米国民にとってトラウマになっていますが、祈りこそが私達に解放を与える唯一の手段です。多くの人々が祈りから離れた生活をしています。しかし祈りというものはまさに働くものなのです」と述べている。
「アメリカよ、叫べ」イベントでは全米867郡、32州でコーディネーターを配備しており、1,735以上の教会、ミニストリーが参加し、米国以外にもナイジェリア、アフリカ、インドからも参加がなされている。オレンジバーグその他各地域において、超教派の様々な牧師が一致のためのメッセージを捧げる。
クック氏は「さまざまな教派から説教者を招いています。これは教派に基づく行事ではないからです。私達の国は祈りを必要としています。もし私達がひとつに結束して祈らなければ、他に何ができるでしょうか?」と述べている。同イベントは年々規模を拡大してきているという。
同イベントのオハイオ州コーディネーターであるウォリー・ジオロ氏は「今年は米大統領選が控えている特別な祈祷会になります。9.11以後、私達は皆神に立ち返り、共に祈るようになりました。しかしここ数年間は攻撃や脅威にさらされなかったため、祈りから離れるようになってきました。9.11祈祷会は神に私達の国が祝福され続けるために継続的に行われて行かなければなりません」と述べている。
AAAでは「米国におけるキリストのからだという広い傘の下で共に霊的な目覚めを模索し一致していくこと」を目的に活動している。