マッキー氏は米雑誌インタビューに応じ「ビジネスというものは世界でもっとも価値を生み出しているものです。ビジネスは顧客や従業員、供給者、投資家、その他地域社会に対し大きな価値提供しています。つまり私たちは価値を創出しているのです。一方で人々はビジネスと資本主義は根本的に自己中心や欲望、搾取することで成り立っており、大企業というものは反社会的で根本的に邪悪な存在であると決めつけがちです」と語り、そのような偏見が取り除かれ、ビジネスが基本的に社会の倫理的な基盤にまず立ってさまざまなステークホルダーを関連させ、高い価値を創出できるものであることを新著で伝えようとしている。
同氏の新著では、「ビジネスをより良心と高い価値の創出に溢れたとし、ビジネスに関わるすべてのステークホルダーたちがともにつながりを持って価値を創出できるものであるものであることが理解できること」が目指されているという。
2009年に米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がオバマ米大統領の医療保険制度改革について議論の最中になっている際、マッキー氏はオバマ米大統領の医療保険制度改革に対し、大かたの米保守派およびリベラル派が反対する考えと同様の考えを表明していた。その結果ホールフーズのホームページにはオバマ米大統領の医療保険制度改革を支持する米国民からの怒りのコメントが殺到することになった。一部のブロガーはなぜ食料品マーケットという政治的にリベラルな立場に位置するはずであるマッキー氏が議論の渦中にある問題でわざわざ保守派の立場の意見を述べたのか疑問の声を露わにしていた。ホールフーズというオーガニックフード、スローフードを好む人々は、政府の更なる規制を支持すると思われがちであることについて、マッキー氏は「人間は本能的に他人が何かを選択できる権利を制限たがる生き物のように見えます。規制を受けることによって他者に最善の道を提供できる自由を奪われることを良く思わない人たちもいます」と述べている。米医療保険制度に対しては政府が税金で国民の医療保険を賄うやり方に対し、企業や保険会社が自由に最善のサービスが提供できる多々の保険制度を自由市場の下で提供することによって高い価値が創出できるとの考えをマッキー氏はブログで公開していた。