【CJC=東京】ロシア正教会の幹部2人が8月18日、モスクワの教会でウラジミール・プーチン大統領を批判する演奏を行い、乱暴行為の罪で実刑判決を受けたロシアの女性バンド「プッシー・ライオット」のメンバーを許していると述べた。
モスクワのスレテンスキー修道院のトップで、プーチン大統領の宗教上の相談相手とされているティホン・シュフクノフ司祭は国営テレビに出演し、ロシア正教会はバンドが演奏を行った直後にこのバンドのメンバーを許したと述べた。
AP通信によると、シュフクノフ司祭は「教会は彼らを許していないと非難されることがあった。われわれは実際には当初から許していた。しかし、こうした行為は社会や権力者によって止められるべきものである」と述べた。
マキシム・コズロフ主席司祭も国営テレビに登場、同意したが、教会はバンドのメンバーとその支持者が行動を改めることを望むとも述べている。