【CJC=東京】米国務省は8月17日、ロシアの女性バンド「プッシー・ライオット」のメンバー3人が、ウラジミール・プーチン大統領を批判するパフォーマンスで社会的秩序を乱したとして有罪判決を受けたことに「懸念」を示す声明を発表した。
声明は、罪に問われた行為に比べ裁判所が下した禁固2年の判決内容も「不均衡だ」と指摘している。国務省は、ロシアにおける「表現の自由」の権利を後退させる恐れがあるとの認識を示した上で、ロシア当局に対し事件の扱いを再検討するよう求めた。
欧州連合(EU)のキャサリン・アシュトン外務・安全保障政策上級代表(外相)も「深く失望している」とのコメントを発表した。