東京基督教大学の西満教授が8月3日心不全により昇天した80歳であった。告別式が東京基督教大学国際宣教センター館8月3日で行われた。告別式では西教授令夫人の西操さんが喪主、日本同盟基督教団白井聖書教会の玉垣資牧師が司式をした。
西教授は1931年9月18日東京都に生まれ、日本クリスチャン・カレッジ卒業、聖書神学舎(現、聖書宣教会)を卒業。トリニティ神学校を卒業し、米国聖地研究所、ヘブル大学に留学した。西教授は日本同盟基督教団正教師、東京基督教大学助教授就任から教授を経て1997年退職(1969年-1997年)。同教団白井聖書教会協力教師、東京基督教大学非常勤講師をとして1997年から2005年まで教鞭をとった。1998年から2010年までお茶の水聖書学院講師をつとめた。新改訳聖書の旧約研究員を1969年1月から1同年10月の完成までつとめた。
福音主義神学会会員として西教授は、「福音主義の立場に立った聖書釈義の諸問題――その方法と展開」のシンポジウムで「聖書の釈義と福音主義の原理」を発題。「創世記1章の創造の日の解釈に関する一考察」「創世記1-3章の解釈をめぐって」「詩編における永遠のいのちの思想」などの論文を残した。また、著書『天地創造の六日間』で、創造論についての様々な説を紹介した。