【CJC=東京】ローマ郊外カステルガンドルフォの離宮に滞在中の教皇ベネディクト16世が著書『ナザレのイエス』第3巻の執筆を終了した。バチカン(ローマ教皇庁)国務長官タルチジオ・ベルトーネ枢機卿がイタリア北部の村で休暇中に明らかにした。
『ナザレのイエス』は、教皇がシリーズとして取り組んだ著作で、第3巻はイエスの幼年期がテーマになっている。
教皇庁広報事務所によると、『ナザレのイエス』第3巻は、これからドイツ語原文から主要言語への翻訳作業に入る段階で、正確な訳出のために時間が必要と見られる。
ベルトーネ枢機卿はまた、教皇の新しい回勅が今後発表される可能性にも言及した。教皇が新回勅を出されると、2005年の『神は愛』、07年の『希望による救い』、09年の『真理に根ざした愛』に続き4番目。