【CJC=東京】ロンドン五輪を控え、英国の諸教会は、その直後の8月29日から9月9日まで開かれる「ロンドン・パラリンピック」への協力準備にも力を入れている。ただ、教会自身が身体障害者を視野に入れた対応をどのように進めているのか、と言った反省の声も上がっている。
信仰共同体に障害者を迎え入れようと訴える超教派福祉団体「スルー・ザ・ルーフ」のティム・ウッドCEOは「この大会のために準備された施設や催しに比べると、ほとんどの教会の現状は全く対照的だ。教会員の中の身障者の割合も低い」と言う。
公共施設では車イス用の傾斜路とか特別な駐車場などが用意されているが、半分以上の教会にはそういった設備はない。