【CJC=東京】独の月刊風刺雑誌『ティタニック』7月号が教皇ベネディクト16世(ドイツ人)の股間を黄色く汚した加工写真を表紙に使ったのに対し、バチカン(ローマ教皇庁)はハンブルクの裁判所に、写真掲載差し止めを申請、同裁判所は発売禁止の仮処分を出した。
同誌は、バチカンの内部告発文書がメディアに流出する事態が相次いだことを取り上げ、情報漏れにひっかけ「漏れている」という見出しと共に写真を掲載した。
これに対し、バチカン国務省総務局局長代理ジョヴァンニ・アンジェロ・ベッチウ大司教がドイツの弁護士に「必要な法的手段」を取るよう指示した。