地元テキサスから本場のブラック・ゴスペルが日本へやって来た!
テキサス州にあるアフリカ系米国人の教会で結成されたゴスペルクワイア、テキサス・ヴォイシーズ・オブ・プレイズ(以下T.V.O.P)のメンバー20人が初来日し、日本バプテスト連盟と共同で全国5箇所の来日ツアーを敢行する。そのツアー初日となる20日、調布市文化会館くすのきホールで行われた「テキサス&調布ゴスペルコンサート」は会場500席すべてが埋まり、満員御礼という最高の幕開けを果たした。
T.V.O.Pは、日本人クワイアを交えて「Total Praise」、「Order My Steps」、「Mighty Mighty Good God」、「Perfect Praise」など8曲を披露した。メンバーの1人、アンドリュー・シングルトンはラップでリズミカルに自身の救いの体験を証ししたり、ほぼ全曲異なるディレクターやメインボーカルを起用したりして、観客が楽しめるようにと趣向を凝らした演出をした。
曲の間でMCをしたチャーリー・シングルトンは、「なぜ(罪に支配されず)神に支配されていることが分かるのかというと、いま私がこうして皆さんの前に自由なる者として立っているからです」と、キリストの救いはまず自分自身の個人的な救いであったことに気づいたと観客の前で証しした。「あなたがイエス・キリストと共に歩めば、キリストはあなたと共に歩んでくださいます。彼はあなたにとって最高のものになるでしょう」と、主に自分の全てを明け渡す人生の素晴らしさを力強く告白した。
最後には、全参加アーティスト約80人が「Oh Happy Day」を賛美し、国籍や人種を越えて注がれる聖霊の祝福に、観客も総立ちで酔いしいれた。
このコンサートの総責任者を務めた粟野めぐみ氏は、「テキサスと調布という普段は交わることのない別々の地域だが、こうして神の家族として交流することができて素晴らしかった。お客さんからもとてもご好評をいただきました。」とツアー初日を神さまの守りの中で無事に終えられた感謝を語った。
今回参加した日本人クワイアは、東京ヴォイシーズ・オブ・プレイズ(T.V.O.P)、ラニー・ラッカー with ブライト・ライツ・クワイア & ラ・プレイズ、グッド・ニュース・クワイア、調布南プレイズチームの4組。これ以外に、リズムセクションにはリズム・オブ・プレイズが出演した。来日ツアーは、船橋バプテスト教会(21日、千葉県船橋市)、ふじみキリスト教会(22日、神奈川県平塚市)、洋光台キリスト教会(23日、横浜市)、勝山ふれあいセンター(24日、富士河口湖)と続く。問い合わせは、テキサス&調布ゴスペルコンサート2007実行委員会(電話080・1273・5999、電子メール[email protected])まで。