【CJC=東京】カトリック系CWN通信によると、中国当局は7月6日、天主教(カトリック)三自愛国会のヨセフ・ユエ・フシェン副会長をハルビン教区司教に叙階した。バチカン(ローマ教皇庁)承認の司教5人も列席した。
バチカンは非承認の司教叙階は無効であり、その司教だけでなく、叙階式典に列席した司教は自動的に破門処分となる、と警告してきたが、それを無視して叙階した。ただバチカンは、司教が列席を強制された場合、自動破門は発生しない、とも指摘している。
今回の式典では、バチカンが認めていない中国司教協議会の叙階承認文書を当局が読み上げた。
式典の直後、警察は拘留していた教区使徒座管理者ヨセフ・ザオ・ホンチュン神父と助手のザン・シシェン神父を釈放した。2人は今回の叙階に反対していた。