【CJC=東京】教皇ベネディクト16世は、バチカン(ローマ教皇庁)教理省長官ウィリアム・ジョセフ・レヴァダ枢機卿の定年引退を認め、その後任に独レーゲンスブルク教区のゲルハルト・ルートヴィッヒ・ミュラー司教を任命、同時にミュラー氏を大司教とした。聖書委員会委員長、エクレジア・デイ委員会委員長、国際神学委員会委員長にも任命した。
教皇はまた教皇庁家庭評議会議長のエンニオ・アントネッリ枢機卿の定年引退を認め、新議長としてイタリアのテルニ=ナルニ=アメリア教区のヴィンチェンツォ・パリア司教を任命、同氏を大司教とした。
教皇が決定した人事は、他に次の通り。
▽バチカン図書館・機密文書館館長:ジャン・ルイ・ブルグ大司教(教育省局長)
▽典礼秘跡省局長:アーサー・ロシュ司教(英リーズ教区司教、今回大司教に)
▽福音宣教省局長補佐:プロタス・ルガンブワ司教(タンザニア・キゴマ教区司教、今回大司教に)