【CJC=東京】米宣教通信「コンパス」によると、ベトナム北西部ディエンビエン省ムオンチャ地区当局が、少数民族モン族が主体のキリスト教会が新設した教会堂2カ所を取り壊した。
この4月に完工した非公認「ベトナム福音宣教」のホヘ教会は6月17日取り壊された。公認「ベトナム福音教会」のパンホ教会も13日破壊された。
コンパス通信は、一連の事件を、政府の教会認可体制機能が不全に陥っていることの実例と見ている。ベトナム・プロテスタントの大多数は非公認の状態に置かれ、認可される見通しは全くつかない。
キリスト教支援団体「オープン・ドアーズ」によると、ベトナムは、抑圧の最も厳しい50カ国を指定する『ワールド・ウォッチ・リスト』2012年版で19位とされている。