東京・中野区のなかのZEROホールで開催されているレイモンド・ムーイ師のセミナー2日目の19日、松山福音センター主任牧師の万代栄嗣師が講演し、一人でも多くのノンクリスチャンを救うために癒しの賜物を求め、癒しの奇跡を起こす神の働き人となろうと語った。
万代師はまず、レイモンド・ムーイ師が創立した神学校「スクール・オブ・アクツ」卒業生のハリー・ターン師を紹介。貿易会社の社長として世界を巡る伝道師でもあるターン師は、「会場に集まる一人ひとりが日本全国へ福音を運び、みなが一緒に祝福を受けるでしょう」と参加者を激励した。「天地を創造された神の歴史はいまも続いており、イエスの名によって聖書の『癒し』の業は現実になる」と聖句を引用して伝えた。
万代師は、自身がインドなどで行ってきた聖会での体験から、悪霊を払い、人々を解放する「イエスの名による祈り」は、聖書の世界から変わらず続く現実の力あるものであると強調。癒しの祈りについて、「1.癒しの信仰を求めるなら、求めているものを明確にすること。2.超能力が与えられるのではない。3.大胆な行動。4.その大胆さは常に継続するものであること」という4つの大切な要素を挙げた。
万代師は、「死ぬ直前まで祈り続けなければ、癒しの伝道者にはなれない」「癒しの伝道者は他の人が祈らなくなっても祈り続けなさい」という癒しの伝道者であった父の言葉を紹介し、この言葉によってこれまで自身が導かれてきたことを証しした。
「癒しは過去の物、現実的ではない」と考える多くのクリスチャンの姿勢について万代師は、「イエスや弟子たちが人々を癒した奇跡は聖書の中だけの出来事でしょうか、なぜ癒しだけ、過去のものとするのでしょうか」と、「奇跡」という言葉に対して躊躇するクリスチャンに問いかけた。
最後に万代師は、「大胆に、本当に求め続けるみなさんを通して神さまが働かれ、全世界、そして身近な信仰生活においても奇跡がおこります」と力強く語り、「癒しの賜物を身につけ、神の働き人となりましょう」と訴えた。