【CJC=東京】教皇ベネディクト16世が、カトリック教会との関係を復活させた聖公会司祭・信徒のための組織オルディナリアーテの3番目をオーストラリアに6月15日設置した。
名称は「南十字星のアワレディ(聖母)のオルディナリアーテ」で、主管者にハリー・エントゥイスル司祭を任命した。主管者の機能は司教相当とされている。
同司祭は聖公会の流れに立つものの聖公会共同体やカンタベリー大主教との交わりから離れた『伝統的聖公会共同体』(TAC)の主教だった。ただTAC主教会は、この2月にヨハネスブルグで会合、教皇ベネディクト16世のオルディナリアーテ提案を拒否している。
今回設置されたオルディナリアーテは、6小教区。エントゥイスル司祭は、パースのTAC会員70人のほとんどを引き連れての加入という。