コンテンポラリークリスチャンバンドの33マイルズはプロジェクト資金調達のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「キック・スターター」を通してファンや支持者とともに初のワーシップアルバム制作資金を得ることに成功した。彼らは窓口設置から35日間で目標の2万ドルを遥かに上回る2万9803ドル(約237万円)を集めた。
INOレコード社から独立して小規模なアコースティックデュオとなった彼らは、神の約束を頼り「信仰の導き」を得た。キャンペーンの成功を受けてファンたちは新曲を心待ちにしている。
33マイルズはキャンペーンページで次のように述べた。
「昨年から今年にかけて、経済が多くの人々の生活や家族を脅かしていることを知って、僕たちはそれに対する影響を感じ始めたんだ。だけど友人たちやバンド仲間のように大々的に駐車場やバスを売りに出すような決断は難しかったんだ。だから僕たちはアコースティックデュオに戻って、INOレコードレーベルから独立することにした。何日も地道な努力を続けながら、33マイルズとして進むべきかどうか自問自答して迷っていたんだ。家族の幸せを第一に考えてね。でも、オンライン上でファンが励ましてくれて日々成長していくことができた。フード・フォー・ザ・ハングリーのスポンサーシップは人々の垣根や、ファンたちを通じて進化するために素晴らしい挑戦を続けている。より重要なことは神の約束を持っていること、そして神の約束は常に真実だということだ」
また初のワーシップアルバムについて彼らは、「昨年から今年にかけて、神は本当のワーシップについて、たとえ人生の中で問題に直面しても情熱的に神を求めることを教えて下さったんだ。神を礼拝する力は試練の最中にあって強力な神の賜物なんだ。僕たちが常に聞いていることは、人生には困難があるということだけど、神は皆を助けるために33マイルズを用いて下さった。これこそが僕たちが望んでいたことなんだ。この狂った人生の中で、本当のキリストへのワーシップ、心を駆り立てる何かを感じて欲しい。音楽業界は音楽やラジオ、CDの販売、輝き、生産に追われて、ファンたちとの関係を築くことやキリストを崇めること、人間に神が愛をお与えになっていることを忘れている。僕たちには最高のファンが世界中にいる。僕たちのショーにやってきてそれを分かち合うために音楽を聴いてくれファンたちに驚かされているんだ。だから僕たちは皆に同じことをしようと試みて励ましを送っているんだ。そしてその計画は今年の春、33マイルズ初のワーシップアルバムに込められているんだ」と語った。
221人の支援者がこのニューアルバムの制作に参加し、それぞれ5ドルから4000ドルまで寄付した。
ある支援者は、「次のアルバムが待ち遠しいわ。そして音楽を通して神の御言葉をもたらしてくれるバンドを支援することにワクワクしているの。バンドの音楽は暗闇の中にいた私を励ましてくれた。『激励の音楽』って私は呼んでいるのよ。ありがとう。偉大な神と愛の深さを教えてくれたことに感謝しているの。バンドの次の活動を楽しみにしているわ!」とコメントした。
また33マイルズはこのほど、「What Grace Looks Like」の公式ミュージックビデオをリリースした。