【CJC=東京】「コミュニケーション」の世界は、この20年で激変した。教会にとって、不正、紛争についてどのように発信して行くべきか、再検討する時だ―韓国・釜山でキリスト教コミュニケーターの会議が行われ、参加者が一致した結論。ENIニュースが報じた。
釜山は2013年10月30日から11月8日まで、世界教会協議会(WCC)大会が開催される。コミュニケーターの会議では、大会主題「生命の神、正義と平和にわたしたちを導いてください」(仮訳)に関する声明草案を作成した。
大会開催韓国ホスト委員会のチョン・ユンチョル報道担当は、「この前にWCCがこの世界とどのようにコミュニケートするかという問題を議論したのは1983年のバンクーバー大会だった」と指摘する。「ソーシャル・メディアや市民ジャーナリストが登場したのは、それ以後のこと。教会が協力して、不正や環境破壊についてのニュースを集め伝えなければならないという新しい機会を探求する時だ」と言う。
今回の会議は、ホスト委員会の企画に、WCCと「世界キリスト教コミュニケーション協会(WACC)」が協力した。韓国のキリスト教メディアを始めインド、ドイツ、カナダ、アルゼンチン、ブラジル、スイスの教会ジャーナリストやコミュニケーション専門家が参加した。
声明草案はWCCに提出され、この8月に行われる中央委員会で検討される。