世界福音同盟(WEA)は17日、「あからさまに倫理的(UE)」キャンペーンとの提携を発表した。UEはグローバルなクリスチャンの共同体で成り立っており、倫理的価値観の向上や清い生活を促進する活動を行っている。同キャンペーンは、南アフリカのインフラ整備会社パワーグループ会長のグラハム・パワー氏によって開始された。パワー氏は、グローバル祈祷日を開始した人でもあり、社会を蝕むがん細胞に対抗して神様による価値観を広めようと尽力している。
グローバル祈祷日は2001年に南アフリカケープタウンのあるスタジアムから始まり、地球上あらゆる国々にその活動が広がっていった。現在では、グローバル祈祷日は世界220カ国以上で設けられており、4億人以上もの人々が小グループおよび大規模の集会によって祈祷を捧げている。
毎年聖霊降臨祭(ペンテコステ)に設定されているグローバル祈祷日には悔い改めと祈りの集会が催されている。今年のグローバル祈祷日は5月27日となっている。
グローバル祈祷日の活動の高まりと共に、地球上で道徳心や倫理的価値観、清い生活の向上を呼び掛ける「あからさまに倫理的(UE)」と言われるキャンペーンが生じていくようになった。UEキャンペーンの最終的な目標は、世界中のキリスト者が祈り、共に前進していくことで世界の転換、リバイバル、刷新をもたらすことにあるという。
第二歴代誌7書14節には、「わたしの名を呼び求めているわたしの民がみずからへりくだり、祈りをささげ、わたしの顔を慕い求め、その悪い道から立ち返るなら、わたしが親しく天から聞いて、彼らの罪を赦し、彼らの地をいやそう」と書かれてある。この聖句が同キャンペーンの目的をさし示しており、グローバル祈祷日の目的が「へりくだり、祈りをささげ、わたしの顔を慕い求める」こと、UEの目的は、「悪い道から立ち返る」こと、そして転換とは「わたしが親しく天から聞いて、彼らの罪を赦し、彼らの地をいやす」ことにあるという。
UEの活動は世界80カ国以上から数千人もの人々の署名を得ている。グラハム・パワー氏は今回のWEAとの提携に関して、「世界福音同盟との提携関係を構築する機会が得られたことを神様に感謝します。私たちは神様が正しい生活をするように呼びかけておられることに忠実なキリスト者、諸教会を支援することに懸命に取り組んでおります。私には神様がUEキャンペーンを世界中に展開され、これからグローバル祈祷日でもたらされた活動以上に、よりダイナミックに、力強く働かれる確信があります」と述べている。
一方WEA代表のジェフ・タニクリフ博士は、今回の提携を歓迎し、期待を込めて「世界福音同盟では神様が私たちを通して世界のあらゆる社会における正しい生活の基準を向上されたいと願っておられると信じています。このキャンペーンはとりわけビジネスパーソン、政府機関、政治団体および教育機関において大きな成功を収めてきました。私たちはUEと共に活動をすることを通して、神の義がより多くの女性と男性の上になされていき、倫理的価値観、清い生活に多くの人々がより熱心に取り組もうとしようとするようになることを楽しみにしています」と述べている。
「あからさまに倫理的(UE)」ホームページはこちら(英語)