【CJC=東京】教皇べネディクト16世は5月2日、「国際カリタス」の新規範と関連諸規定を採択した。カトリック教会の援助・慈善組織として国際カリタスは各国のカリタス164組織を包括している。
国際カリタスは2004年に教会法上の地位を当時の教皇ヨハネ・パウロ2世によって認められたが、その活動がバチカンの意図から逸脱しているとの疑問が出され、規範などの再検討が2007年に始められた。
国務省のモンシニョール・オスヴァルド・ネヴェス・デ・アルメイダは、聖座(バチカン)がカリタスの活動を検証、「人道的、慈善活動と配布物の内容が、使徒座と教会の権威に即したものとなるように」注視すると言う。