【CJC=東京】2011年2月、大地震に見舞われ被害の大きかったニュージーランド・クライストチャーチの大聖堂が再建を前に、材木、構造用鋼材,ボール紙の筒による仮聖堂を建設する。現地の英国国教会通信『アングリカン・タオンガ』が報じた。
「トランジショナル・カシドラル(過渡的大聖堂)」と呼ばれ、座席数700。工費450万ニュージーランド・ドル(約3億円)で、ラティマー・スクエアのセント・ジョン教会跡地に建設される。同教会も地震で倒壊した教会も設計は日本の建築家、坂茂氏。
建設担当グループは、「この町の将来への希望のシンボル」にと意気込んでおり、クリスマスまでに完成させる、と語った。20年は使用可能とされており、本聖堂が出来るまで、礼拝や、コンサート、展覧会やコミュニティ活動に使われ、その後はセント・ジョン教会が使用する。同教会は現在、礼拝を高校などで守っている。