【CJC=東京】中国カトリック教会四川省南充教区司教にヨセフ・チェン・ゴンガオ氏(47)が4月19日叙階された。中国での司教叙階は今年初めて。同氏の叙階は教皇の承認を得ており、中国政府も認めている。
聖心大聖堂で行われた叙階式には約800人が参加、満員になった。唐山のペテロ・ファン・ジアンピン司教が式典を主宰した。寧夏のヨセフ・リ・ジン司教、万州のパウロ・ヘ・ゼキン司教らが協働司式した。司祭87人が参列した。バチカンから破門されている楽山のパウロ・レイ・シイン神父も司教の衣装をまとい参列、按手した。
チェン司教は1964年生まれ。四川神学院を88年卒業、2年後に司祭叙階。
南充教区は信徒8万6000人。司教1人、司祭11人、修道女11人で担当。2004年にミカエル・ファン・ウォゼ司教が死去後は司教座は空席だった。