ジャーメイン・ジョーンズは犯罪歴を隠蔽したことを理由に、米国の人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」の出場資格を剥奪されたが、彼の故郷ニュージャージー州にある教会はまだ彼を受け入れており、彼の更生を期待している。
米TMZは、ニュージャージー州のグリーン・グローブ・バプテスト教会牧師のジョージ・ホーランド氏がジョーンズについて、「彼はここで大変愛され、受け入れられている。我々は赦しの神に仕えている。全ての人は人生の中で過ちを犯してしまうが、そこから学び更生することでより良い人となる」と語ったことを伝えた。
幼少時代からジョーンズを知るホーランド氏はさらに、「私は彼がどういう罪を犯したのか正確には知らないのでコメントできないが、いつでも彼の帰りを待っている。彼は我々が彼を赦さないと思っているかも知れないが、我々の彼に対する気持ちは何も変わっていない」と付け加えた。
番組の司会者ライアン・シークレストから「柔和な巨人」と呼ばれたジョーンズは、出場資格を剥奪されることで自身が一連の嘘の中に捕らえられてしまったことに気づいた。彼はそれが狡猾な番組プロデューサーによって故意に設定されたものであることに薄々感づいていた。
ジョーンズは先日、出場資格を剥奪されたことをツイッター上でファンたちに報告した。「ああ、僕は最早番組に必要とされていない」とつぶやいた後で彼の公式アカウントは削除された。
ジョーンズは「アメリカン・アイドル」の12人の決勝戦進出者に選ばれていたが、暴力沙汰を含む過去の犯罪歴を隠していたことをプロデューサーに見破られ、資格を剥奪されたと報じられている。TMZによると、ジョーンズには極めて重い4つの逮捕歴があるという。
ジョーンズはプロデューサーに対して、「過去に犯した罪によって判断されたり、罰せられたりしたくなかった」と主張した。また、伝えられるところによると、ジョーンズは舞台裏では「非常に攻撃的」で、衣装が気に入らないと大声を上げてスタッフを威嚇したこともあったという。
ジョーンズはツイッターのアカウントが削除される前に恵みを与えて下さる神についてコメントした。「僕のために場所を設けてくれること。それは贈り物なんだ。神が与えて下さった恵みを・・・・・・愚かな話だ」と語った彼はさらに、「ちょうど母親と電話で話していたんだ。神は素晴らしい、時に適っているって」とも書き込んだ。
またジョーンズは、イエス・キリストの受難にも言及し、「イエスは十字架に釘付けにされた。彼は神の御子なんだ。神よ。試練をお与え下さったことに感謝します。人々から与えられる仕打ちは私を強くするためのものです。信仰を揺ぎないものにするために」と語った。