ドキュメンタリー映画「Beware of Christians」に登場する4人の大学生の1人で監督も務めたウィル・バッキは先月、米国CBSのクイズ番組「ザ・プライス・イズ・ライト」に挑戦者として出場した際、「下へどうぞ」と呼ばれて驚きを隠せなかった。
事前に収録され今月13日に放送された番組でバッキは賞金獲得には至らなかったが、彼が神を崇めていることを視聴者に伝えた。彼は同日、米クリスチャンポスト紙に対して、「僕たちにはいつでも機会が与えられていると思う。ゲーム番組でさえもね。イエスを称賛し、彼を証しすること。それが僕たちの全てなんだ」と語った。
バッキは、自分を含むアレックス・キャロル、マット・オーウェン、マイケル・アレンの4人の大学生がイエスに従う本当の意味を探究する姿を追ったドキュメンタリー映画「Beware of Christians」の監督を務めている。彼らは米国を離れて6週間のヨーロッパの旅に出、そこで米国のキリスト教文化が必ずしもキリスト教と調和しているわけではないことを発見した。
バッキは同作品について、「あなたが僕たちの映画を見る時、僕たちはあなたに福音を押し付けようとしているわけではなく、ただ単に全ての真実に実際に関係をもっているように見える質問を投げ掛けているだけなんだ」と語っている。
彼らは現在、映画の宣伝のために全米各地を周っている。そのツアーはテキサスから始まり、多くの都市でドキュメンタリーをますます有名にしている。
カリフォルニアに滞在していた際、彼らはクイズ番組「ザ・プライス・イズ・ライト」の収録に参加するためのチケットを手に入れた。彼らは2月6日午前6時、スタジオの外に到着。そこに300人もの観客がいることを確認した。そして待つこと6時間。番組のプロデューサーに「下へどうぞ」と案内された。
バッキは「挑戦者の列」に降りてくるよう指示された最初の挑戦者のうちの1人だったが、ステージ上で挑戦する最後の1人となった。マウンテンバイク1セットの実際の価格に最も近い価格を予想した後、彼は番組司会者のドリュー・キャリーに呼ばれた。
同じ価格の食品2つを当てるゲーム「ピック・ア・ペア」に挑戦したバッキは、「僕は食品の値段なんて分からないよ。1年半前に旅行に出て以来、ほとんど食料品売り場に行ったことがないから」と語ったが、正解を選んでコロラドへの2人分の旅行券を勝ち取った。
残念ながら彼は、ステージで家族や友人に挨拶し、イエスについて言及する機会を得たものの、より大きな賞金が懸かった番組の「ショーケース・ショーダウン」には至らなかった。
しかし、バッキの番組出場の話題はFoxNews.comで伝えられ、「Beware of Christians」のウェブサイトは多くの訪問者に圧倒された。映画の共同プロデューサーを務めたキャロルはクリスチャンポスト紙に対して、サイトは2日間で5万回閲覧され、数千人からメールとDVDの注文があったと語った。
人々に映画から何を悟ってもらいたいかと尋ねられたバッキは、「キリスト教とそれに属するものとしてあなたが捉えているものと真実の間には大きな差異がある。実際に米国人クリスチャンが信じているものとは非常に根本的に異なるイエスとの関係について知ってもらいたいんだ」と述べた。
同ドキュメンタリー映画では、性行為、物質主義、アルコール、貧富の差など、大学生や高校生が直面する多くのトピックスを扱っているが、バッキは学生がこれらの問題に遭遇すべきではないと主張している。
彼は、学生たちが行動だけでなく心の問題に気づいてくれることを願っており、「あなたの心の中にイエスの存在を認めるなら、彼は内部からあなたを変えて下さるだろう」と語っている。