【CJC=東京】3月17日に死去したエジプトのコプト正教会の教皇シェヌーダ3世の遺体が20日、同国北部ワディ・ナトルーンの聖ビショイ修道院に埋葬された。同所は遺言で埋葬場所として指定されていた。
AFP通信によると、遺体を運ぶ車列には教皇の死を悲しみ叫ぶおびただしい数の信者が殺到し、霊きゅう車にしがみつく者や声を荒げて群集を押し戻そうとする警備の憲兵らなど、大きな混乱が見られた。修道院到着後も、飾りの花をつかみ取ったりひつぎにキスをしたりするなど、騒然とした雰囲気が続いた。
2012年3月27日09時43分