【CJC=東京】世界教会協議会(WCC)世界宣教・伝道委員会総会がマニラで3月22日から27日までの日程で開催された。世界各地から代表始め約400人が参加した。総会主題は「生命に向かって共に=変化するランドスケープの中のミッションとエバンジェリズム」
今総会の課題は、ミッションとエバンジェリズムに関する思考を革新し、30年前に発表された声明を受け継ぐWCC声明の草案作成。この声明は2013年に韓国・釜山で開催されるWCC第10回大会に提出される。
ジャマイカとケイマン諸島合同教会のロデリック・ヒューイット牧師は、主題講演の中で「新声明は、全地球の教会が、人々を奴隷にする生命否定の現実に関わるという、ミッションとエバンジェリズムのさらなる深い目的に向かって動き出す機会を提供するものだ」と指摘した。「教会のミッションの将来の確実性は、教会が自身を超えて、他者、自身、環境を傷付けている人々を助ける時に現実化される」と言う。
開会演説で、WCCのオラフ・フィクセ=トゥベイト総幹事は、ミッションとエバンジェリズムに関する声明は、WCC大会の主題「生命の神、私たちを正義と平和に導いてください」に大きく貢献するものだ、と述べた。「教会は、疎外されている人たちを、ミッションの対象としてだけではなく、主体として認めるというミッションを持っている。この境界線に立つ人たちは、ミッションにおける最前線にいる。その人たちは、創造的な代替策を生み出すという新しいミッション思考へ有利な点を提供出来る」と言う。