ゴスペル音楽協会(GMA)は、米国アトランタを拠点とするリーチレコード社所属のアーティストが第43回GMAダヴ・アワードの4つの主要部門で異例となる7件のノミネートを果たしたと発表した。
リーチレコード社所属アーティストのノミネートは以下の通り。
ラップ/ヒップホップ・レコードソング・オブ・ザ・イヤー賞:テダシの「Riot」、ルクレイの「Hallelujah」および「The Overdose」
ラップ/ヒップホップ・アルバム・オブ・ザ・イヤー賞:テダシの「Backlight」、ルクレイの「Rehab: The Overdose」
アーティスト・オブ・ザ・イヤー賞:ルクレイ
スペシャル・イベント賞:ルクレイの「The Story」
リーチレコードレーベルから名誉あるアーティスト・オブ・ザ・イヤー賞を含む計5件にノミネートされたのは、クリスチャンヒップホップアーティストのルクレイだった。
クリスチャンラップの先駆者としてスタイルを確立している彼は、アルバム「REHAB」でビルボードのトップ200アルバムチャートに初登場17位で突如出現すると同時に、iTunesのトップ10アルバムチャートでは3位にランクインした。また、ビルボードのコンテンポラリークリスチャンチャートとゴスペルアルバムチャートで1位を記録するという快挙を成し遂げた。全世界に広がり続けている同アルバムは、グラミー賞のベスト・ロック/ラップ・ゴスペル・アルバム部門など数々の賞にノミネートされている。
一方、同レーベル所属のテダシも2年ぶりのアルバム「Identity Crisis」でビルボードのゴスペルチャートの2位、クリスチャンチャートの9位にランクインしている。彼はクリスチャンであることを公にした魂のこもったヒップホップシンガーで、ユニークなスタイルを貫いている。今春には3枚目のアルバムをリリースする予定だ。
ダヴ・アワードは、クリスチャンとゴスペル界最大の名誉ある賞で、GMAがゴスペルミュージックのトップアーティストたちの栄誉を称える。第43回GMAダヴ・アワードの授賞式は4月19日、米アトランタのフォックス・シアターで開催される。