同書は英国で1月に出版され、聖職者や信徒たちに個人的に、また宣教の資源として用いられているほか、クリスチャン以外の人々からも注目を集めている。
現在、改革派神学校の学長と米国陸軍予備部隊の従軍牧師を務めているミルトン氏は、仲間の背信行為が起こる可能性を理解している。彼は、信仰仲間から受けた傷は深いと語る。
同氏は、「これは映画の『バルジ大作戦』や『勝利なき戦い』ではない。私は、キリストの体の中で他の信徒たちによって傷を負わされた多くの人々の歩みを扱っている」と述べている。
信じる者には世から与えられる苦難があるとイエス・キリストは語ったが、クリスチャンは大抵、教会にいる兄弟や姉妹によって悩まされるということは予期していない。しかし、生憎これが新しい現象ではないことが、ヨセフやパウロといった聖書における信仰の人物によって裏付けられている。
『Hit By Friendly Fire』で同氏は、クリスチャン同士の関係で深い傷を受けたとしても、犠牲者から勝利者へと立場を逆転させることが可能であることを聖書を引用して語っている。
スコットランド・ルイス島のフリー・チャーチ・オブ・スコットランド牧師であるイアン・D・キャンベル氏は同書を、「この小さな本には、個人や牧会者にとっての溢れんばかりの知恵が詰まっている。多くの教会で傷付いている人々の助けとなる一冊だ」と推薦している。