キリスト教学校教育同盟(東京・新宿)は1、2日の2日間、横浜のフェリス女学院大学で第95回総会を開き、役員改選で久世了理事長(明治学院学院長)を再任した。2期目で任期は2年。キリスト教主義教育を支える後継者不足などの重要な課題を抱えながら、102のキリスト教学校法人が加盟する同同盟を再びリードすることとなった。
総会では、1日目に06年度の活動報告、規約改正の審議、シンポジウム、2日目には久世理事長の挨拶、新役員人事の報告、07年度各計画案の審議などが行われた。全国各地の加盟法人から代表約300人が参加した。
理事として新しく選出されたのは、▼星宮望(東北学院)、▼平塚敬一(立教女学院、常任・教研)、▼小倉義明(聖学院、常任・会計)、▼ルース・M・グルーベル(関西学院)、▼黒瀬真一郎(広島女学院)。監事として▼佐藤東洋士(桜美林学園)、▼星野彰男(関東学院)が新任。また、各地区協議会代表には、東北・北海道:星宮望(東北学院・新任)、関東:湊晶子(東京女子大学・新任)、関西:野本真也(同志社・再任)、西南:寺園喜基(西南学院・再任)(敬称略)が選ばれ、計18人の理事で運営していく。
今年7月には事務職員夏季学校、教師夏季研究集会、11月には学校代表者協議会、来年2月には日本カトリック学校連合会との共催でキリスト教学校教育懇談会が行われる。また、小学・中高・大学部会に分かれた研究会等も開かれる。今後は、2010年の創立百周年に向けた『百年史』編纂や、高大の連携によりキリスト教主義学校の担い手を育てていく教員後継者養成プロジェクトの動きが活発化する。
来年度の総会は金城学院大学(名古屋市守山区)で開催される。