【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)に内部抗争がある、という機密文書が漏出したとされる件について、報道事務所は声明を発表、うわさを全面否定した。
報道担当のフェデリコ・ロンバルディ神父は、機密文書の公表を、ウイキリークス(インターネット上の情報漏洩)が米政府に衝撃を与えたことを引き合いに非難、「困惑」を招くだけだ、と語った。バチカンの運営は順調に進められている、と言う。
同報道担当は、バチカン内部の高官の間に抗争があるという情報漏洩が突然増加したことについて、「これらを内部の権力闘争として読むことは、それを流す人、抗争について他のことを知ろうとしても出来ない人にとっては倫理的な粗雑さに頼るだけのこと」と強く抗争を否定した。