キリスト教礼拝音楽学会(JSLM)の第7回大会が2日から、立教大学池袋キャンパスの立教学院諸聖徒礼拝堂を会場に始まった。4日まで。1日目は総会が開かれた後、邦訳著書「中世キリスト教の典礼と音楽」などで知られ、英国王立教会音楽学校総裁をつとめるジョン・ハーパー教授が講演。40人近くが参加した。
総会では4回にわたるセミナー開催やホームページのリニューアルなど06年度に行った事業の報告、07年度の事業計画案が審議され、会則の一部改定などが話し合われた。
午後から行われたハーパー教授による講演「イングランドにおける教会音楽の変容 1525‐1625年 典礼、ポリフォニー、オルガン」では、音楽史学者として活躍する一方、英国国教会礼拝委員会顧問としても活躍し、研究と実践の双方の視点から礼拝音楽に携わる同教授の講演とあって、全国から会場に集まった参加者全員が熱心に聞き入った。
大会では2日目、同じ会場で「コワイア・フェスティバル」が行われ、3日目(4日)は、聖オルバン教会(東京都港区)を会場に、研究会「教会における礼拝の音楽の今」が開かれる。