康永燮(カン・ヨンソプ)氏(朝鮮基督教連盟中央委員会委員長)が心臓麻痺で1月21日死去した。北朝鮮国営の朝鮮中央通信が22日伝えた。同氏は北朝鮮最高人民会議第12期代議員。
北朝鮮最高人民会議常任委員会、朝鮮宗教人協議会、朝鮮基督教連盟中央委員会は共同名義の死亡広告で、「彼が生の最後の瞬間まで、民族の和解と団結、祖国統一のために積極的に努力し、祖国統一偉業遂行に尽くした彼の功労は久しく残っているだろう」と述べている。
康氏は、康良煜(カン・リャンウク)元国家副主席の息子。南北キリスト教交流で知られてるほか、世界教会協議会には、キャンベラ、ハラレ、ポルトアレグレの総会に出席、2009年10月に香港で開催された東山荘プロセス25周年記念協議会では、基調講演を行うなど、北朝鮮のプロテスタント指導者と見られていた。11年9月、韓国の宗教代表団が北朝鮮を訪問した時、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長と行った万寿台議事堂での会談に同席している。(CJC)