【CJC=東京】エジプト・ギーザ県ブーラク・エルダクロウル地区の裁判所が、イスラム教への改宗意向を表明したとして、誘拐された16歳のキリスト者女性を家族のもとへ返せとの要求を退け、国営救護所への入所を命じた。
「彼女は18歳になるまで国営救護所に収容される」との決定にコプト教徒の間に批判が広まっている。未成年のキリスト者をイスラム教に改宗させるための誘拐を認めるものだ、とマリ・アブデルマッシ記者が『アッシリア国際通信』で報じている。
「判決は検事の主張に沿ったもので、これでは検事が犯罪者で、法律が共犯者だ」とコプト教会の活動家オリバー博士。「この検事がやったことは犯罪だ。児童誘拐と監禁を合法化した」と言う。
アルアズハル・イスラム研究所によると、18歳に達するまではイスラム教に改宗は出来ない。