同性愛スキャンダルで5年前に辞任した米国福音同盟元理事長のテッド・ハガード氏はこのほど、ABCの人気番組「セレブリティ・ワイフ・スワップ」に出演した。同氏は米クリスチャンポスト紙に対し、番組が「希望を伝え」彼の家族が抱える暗闇の過去から「復活した」ことを示すことを望んでいると伝えた。
ハガード氏は、「私がキリストの復活を現すことを望んでいるなどとは誰も思わなかっただろう。この番組を通して、キリストは我々に癒やしを与え、人生を修復し、家族を構築し、祝福をもたらすことを知ってもらいたい。これは聖書や教会に忠実なストーリーだ」と語った。
ハガード氏は、3年以上にわたって男娼と性的な行為を続けていたことを非難され、米国福音同盟の理事長に加え、コロラド州スプリングスのメガチャーチ、ニューライフ・チャーチの主任牧師も辞任した。また、男娼との密会中に違法ドラッグを使用した罪にも問われた。
スキャンダルの後、ハガード氏は、神の恵みから転落してしまったことを公言しており、そこから人生により良い変化があったと語っている。また、30年以上連れ添っている妻のゲイル氏との関係もより強いものになったという。
「セレブリティ・ワイフ・スワップ」でハガード氏はアカデミー賞ノミネート俳優のゲイル・ビジーの恋人で女優のステファニー・サンプソンと、妻のゲイル氏はビジーとそれぞれ1週間を過ごした。
ハガード氏の一家は現在、セント・ジェームズ・チャーチを導く福音主義クリスチャンだ。一方のビジー一家は輪廻転生を含むニューエイジ思想に従っており、2組のカップルは興味深い宗教のコンビネーションを作り出している。