【CJC=東京】教皇べネディクト16世が新枢機卿22人を発表した。典礼暦で主の公現を祝う1月6日朝、教皇はバチカンのサンピエトロ大聖堂でミサを行い、その後の正午の祈りの集いで、2月18日に枢機卿会議を招集すると発表した。教皇はその中で新しい枢機卿22人を任命したいと述べ、その名を発表した。その内4人は80歳を超えているので後継教皇選挙(コンクラーベ)には参加しない。
新枢機卿は、福音宣教省長官のフェルナンド・フィローニ大司教、移住・移動者司牧評議会議長のアントニオ・マリア・ヴェリョ大司教などバチカンの高位聖職者が約半数を占めている。
アジアでは香港のヨハネ湯漢(トン・ホン)司教、インドのジョージ・アレンケリー総大司教(シロ・マラバル典礼エルナクラム=アンガマリ教区)が任命された。また米国からは予想通りにニューヨークのティモシー・マイケル・ドラン大司教とエルサレム聖墳墓騎士団団長代行のエドウィン・フレデリック・オブライエン大司教が任命されている。